2004年4月6日火曜日 日本経済新聞 サワラ料理に地酒はいかが?岡山商議所など開発

サワラ料理に地酒はいかが?岡山商議所など開発

 岡山商工会議所の「さわら料理を岡山名物に育てる会」(会長・岡崎彬同会議所会頭)は、岡山県の取扱量が全国一のサワラを県内外に広めようと、サワラ料理に合う日本酒を地元のメーカーと共同開発した。

 名称は同会議所が全国から募集し、集まった約1500種類の中から「瀬戸の魚島(うおじま)」に決まった。新製品は清酒メーカーの宮下酒造(岡山市、宮下附一竜社長)が製造した純米吟醸酒で、味はやや辛口。 「脂肪が多く濃厚な味のサワラ料理によく合う」(宮下社長)という。 720ミリリットル入りで価格は1575円。6日に発売し、3000本の販売を目指している。

 同会議所は岡山県出身の前阪神タイガース監督、星野仙一氏を「さわら大使」に任命。 昨年9月に「育てる会」を設立し、県観光連盟とキャンペーンを実施するなど県特産のサワラのアピールに力を入れている。 同会議所は「新製品の発売をサワラの消費量アップにつなげたい」としている。

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