2007年1月25日木曜日 月刊タウン情報おかやま 2月号 P.23
特集あまーい幸せにうっとり 誘惑のチョコレート
岡山の生活情報誌『月刊タウン情報おかやま 2月号』にチョコレート独歩が掲載されています。誌面は、書店またはコンビニでご確認ください。


特集あまーい幸せにうっとり 誘惑のチョコレート
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佐々木ゆりの「すべからく研究は製品たるべし!」シリーズ第1弾
大学は美味しい!! 第十八回
岡山大学の本醸造酒「おお岡大」
小学館発行のDIME(NO.02/03 P.140-143)という雑誌に「おお岡大」が大きく取り上げられています。 誌面は全国の書店、コンビニでご確認ください。


大学って、どんな人たちが、何を勉強している場所?――。地域の人たちの、そんな素朴な興味にこたえようという動きが大学で広がっている。出店の運営、催しへの協力、新商品の開発・・・・・・。形態は様々だが、いずれも地元に深く溶け込み、「地域貢献」を志している点で共通する。大学と地域のきずなをどう強めていくか。その取り組みを追った。
今年7月、宮下酒造(岡山市西川原、宮下附一竜社長)から、岡山大学産のコメ100%の日本酒が発売された。学生歌の一節からもらった名前は「おお岡大」。ラベルには学生歌の歌詞も印刷されている。「すっきり飲みやすい味」と評判で、東京や大阪などに在住の卒業生からの注文も多いという。
岡山大農学部付属山陽圏フィールド科学センターには、岡山市津島桑の木町のキャンパス内と、玉野市八浜町大崎の農場に計約10ヘクタールの水田がある。キャンパスの水田では毎年、農学部1年生が田植えの実習をし、2年生の一部は助走や稲刈りを体験する。収穫されたコメは「岡大ライス」として、キャンパス内の販売所で市民に売るほか、大学生協の食堂で提供される。
「コメがあるなら、学会などの会食の際に食堂で提供する地酒が造れるのでは」――。大学生協の理事に昨年就任した、フィールド科学センター担当の斉藤邦行教授(作物学)は、こんなアイデアを温めていた。毎年収穫されるコメ約45トンのうち、約半分は岡山以外であまり栽培されていないアケボノという品種。粒が大きく、日本酒用にも向いている。発酵が専門の神崎浩教授(応用微生物学)がこの話を聞き、「岡山大の存在感をアピールできる品になるかも」と、県酒造組合連合会を通して今年1月、宮下酒造に打診した。
宮下酒造では、岡山大のコメで仕込むのは初めてだったため、酒造りに向いているかどうかがわからないので、純米酒や吟醸酒ではなく、本醸造酒として仕込んだ。味や香りをよくしようと、コメの重さが元の70%になるまで精米した。仕込みを担当した社長の長男の宮下晃一工場長(29)は「酵母の種類を変え、香りは控えめで味がまろやかな酒を目指した」という。
酒の名前は、宮下酒造と両教授らが相談して「おお岡大」に。ラベルは宮下酒造で考えた複数の案を、神崎教授の講義を受ける学生を対象にアンケートして決めた。720ミリリットル入り1050円(税込み)で、計3千本を販売した。大学周辺のコンビニやしないの百貨店で販売しているほか、大学生協食堂でメニューに取り入れている。手ごろな値段なので、学生が帰省するときなどの手みやげとして人気という。
斉藤教授のもとで稲作を研究している大学院生の大江和泉さん(26)は「研究室を訪れる卒業生らと一緒に飲むことも。フルーティーでおいしいですよ」。
評判を受け、宮下酒造では2シーズン目に、本醸造酒のほかに、より高級な純米酒も仕込、セットで販売することを計画している。
岡山県特産のブドウ「ピオーネ」の皮を原料に使ったリキュール。動脈硬化の予防に効果があるとされるポリフェノールを多く含む。濃厚なジュースのように甘く、飲みやすい口当たりに仕上げている。
ピオーネの皮をアルコールに漬けた後、蒸留してポリフェノール濃縮液を抽出。この濃縮液をピオーネ果汁とブレンドして完成させる。もともと食品メーカーが捨てていた皮を有効に活用している。
製造・販売する宮下酒造(岡山市)の宮下附一竜社長(60)は「食前酒向き。毎日少しずつ飲んでもらうと、健康にいいですよ」とポリフェノールの効果をアピールする。
アルコール度7%で、360ミリリットル(840円)と720ミリリットル(1575円)がある。宅配注文にも応じる。
宮下酒造(岡山市西川原)は27日、岡山大農学部の学生が栽培した米を用いた本醸造酒「おお岡大」を発売した。同社によると、学生が作った米を使用した酒は全国でも例がないという。
同大農学部では、山陽圏フィールド科学センターの八浜農場(玉野市八浜)で、授業の一環として水稲を栽培。生産される40トンの米の販路を模索していたところ、提案を受けた同社が5トン買取、醸造酒の生産に着手した。
大粒で弾力性の高い「アケボノ」を100%原料に使用。一般の醸造酒とは異なる酵母「協会6号」が深みとコクを与え、まろやかな味わいに仕上がった。アルコール度数は通常より少し高い16度台だが、香りが穏やかで女性でも飲みやすい。
ラベルの色を1年生150人にアンケート調査を実施して決定するなど、学生の意見も取り入れた。ラベル表面には同大の学生歌が記載されている。
同社では3千本を生産し、同市内のデパートや酒販店で販売を予定している。宮下附一竜社長は「評判が良ければ、来年以降も引き続き生産していきたい」と話している。
720ミリリットルで1050円。
岡山大と宮下酒造(岡山市西川原)は二十七日、同大付属農場で収穫したコメで造った日本酒の新製品を同日発売した、と発表した。”大学産”のコメを使った酒は全国的にも珍しく、法人化で大学の知名度アップが求められる中、産学連携で大学のPRに努める。
商品名は「本醸造 おお岡大」で、七百二十ミリリットル入り瓶が千五十円。同大農学部付属山陽圏フィールド科学センターの八浜農場(玉野市八浜町大崎)で収穫したアケボノ約四十トンのうち五トンを使用し、宮下酒造が三千本を製造した。主に岡山県内のデパートや酒屋で販売する。
宮下附一竜社長は「岡山大のコメは形も整っている上、弾力性もある。味もまろやかで、学生はもちろん、卒業生にも飲んでもらいたい」とし、好評なら生産量を増やす計画。
同大が収穫したコメの新たな販路を探していたところ、アケボノが日本酒の原料米に使われることが多いことから、岡山県酒造組合連合会を通じ、宮下酒造に一部を販売することになった。
岡田雅夫副学長は「販路が広がるだけでなく、岡山大の取り組みを一般に広く知ってもらえるチャンス。同窓会などでもPRしたい」としている。
岡山の地酒の試飲やおいしい飲み方、健康への効果などを紹介するイベント「うまさ再発見!まるごと岡山の酒2006」が16日まで、岡山市駅元町の岡山一番街・イルカの広場で開かれている。
地酒のうまさを知ってもらおうと県酒造組合連合会が企画し、県内の酒蔵24社が約70種を出品。本格的な吟醸酒からシャンパン風の酒、地酒やピオーネのリキュールなだ、さまざまな”地酒”を気軽に試飲することができる。
同イベントは毎年秋に行われて猪が、搾りたての新種を楽しんでもらおうと、昨年から春にも開催。併設のパネル展示では冷酒や熱かん以外にも、果汁で割ってカクテル風にするなどさまざまな飲み方の提案もあり、買い物に訪れた若い女性にも日本酒をアピールしている。
また、14日には05年度の県清酒品評会の表彰式が行われ、吟醸酒部門では「賀茂緑」(丸本酒造)、純米酒部門では「極聖」(宮下酒造)がそれぞれ県知事賞を受賞。金賞以上の各蔵元自慢の酒約50種類が一般公開され、来場者は豊潤な味と香りを楽しんでいた。