トピックス

クラフトジン「岡山」と「オランダおいね」(2018年3月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

(1)クラフトジン「岡山」の誕生
 蒸留酒ジンは、1660年オランダのライデン大学の医学部教授「フランシスクス・シルヴィウス」によって作られた解熱・利尿用薬用酒「ジュニエーヴェル・ワイン」が起源と言われています。

 1688年イングランドにおいて「名誉革命」に成功したオランダ総督のオレンジ公ウィリアムは、「ウィリアム3世」としてイングランド国王に即位しましたが、その際このオランダの酒もイギリスに持ち込まれ、「ジン」と呼ばれるようになり人気を博するようになりました。1751年「ウイリアム・ホガース」の描いた銅版画「ビール通りとジン横丁」を見ると、ジンが価格の安い大衆の酒として多くの人に飲まれるようになったことがわかります。


“クラフトジン「岡山」と「オランダおいね」(2018年3月号)” の詳細は »

国木田独歩について(2018年2月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 今回は小説家「国木田独歩」についてお話してみたいと思います。

 今から23年前、地ビールを始めるにあたり、そのブランドを決めるのに一般公募した結果、「独歩」というすばらしい名前をいただきました。その時以来国木田独歩はなぜ「独歩」というペンネームをつけたのだろうかということが気になっていました。 そこで、独歩の本を集め、研究を始めています。


“国木田独歩について(2018年2月号)” の詳細は »

新年のご挨拶(2018年1月号)

頌 春
平成三十年戊戌(つちのえいぬ)歳の新春を迎え、謹んで皆さまのご清福を心よりお祈り申し上げます。

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 昨年6月30日、「酒工房 独歩館」をオープンすることができました。私の年来の宿志が実現できましたことを皆さまに心よりお礼申し上げます。また、オープン以来6か月経ちましたが、この間多くの方々にご来臨いただき誠にありがとうございます。今後ともスタッフ一同と力を合わせ、お客様に喜んでいただけるお店作りに挑戦していきたいと思いますので、一層のご愛顧のほど伏してお願い申し上げます。


“新年のご挨拶(2018年1月号)” の詳細は »

平成29年広島国税局清酒鑑評会 二部門優等賞受賞(2017年11月)

 平成29年の広島国税局清酒鑑評会において、弊社出品酒が「味を主たる特徴とする清酒」部門、「味を主たる特徴とする清酒」部門の二部門で優等賞を受賞いたしました。

 広島国税局清酒鑑評会は、管内清酒の品質評価を行い、併せてその結果に基づき優秀な製造技術を有すると認められる製造者を顕彰することにより、酒造技術の進歩・発展を促すとともに、管内清酒の品質向上を図り、もって酒類業の発達に資することを目的として行われている鑑評会です。


“平成29年広島国税局清酒鑑評会 二部門優等賞受賞(2017年11月)” の詳細は »

平成29年度 岡山県清酒品評会にて『大吟醸 極聖』岡山県知事賞受賞(2017年10月)

平成29年度 岡山県清酒品評会の結果が発表され、吟醸酒部門で「大吟醸 極聖」が、岡山県知事賞を、純米酒部門で「極聖 特別純米 高島雄町」が、岡山県産業労働部長賞を受賞いたしました。平成29年度 岡山県清酒品評会の概要は下記のとおりです。


“平成29年度 岡山県清酒品評会にて『大吟醸 極聖』岡山県知事賞受賞(2017年10月)” の詳細は »

SAKE COMPETITION 2017 『極聖 純米大吟醸 天下至聖』 GOLD第2位受賞

SAKE COMPETITION 2017のSuper Premium部門において、『極聖 純米大吟醸 天下至聖』がGOLD 第2位を受賞いたしました。また、吟醸部門において『極聖 大吟醸』がGOLD 第8位を受賞いたしました。

SAKE COMPETITION 2017は、453蔵、総出品数 1730点と出品酒世界最多の日本酒コンペティションです。純米酒、純米吟醸、純米大吟醸、吟醸、Super Premium、発泡清酒の6部門に分かれ、TOP10にGOLD、GOLD以下上位10%にSILVERが与えられます。

『極聖 純米大吟醸 天下至聖』がGOLD第2位を受賞したSuper Premium部門は、特定名称酒に限らず720mlで小売価格が10,000円(外税)以上、1800mlで15,000円(外税)以上の清酒が出品される部門です。


“SAKE COMPETITION 2017 『極聖 純米大吟醸 天下至聖』 GOLD第2位受賞” の詳細は »

平成28酒造年度 全国新酒鑑評会 金賞受賞(2017年5月)

平成28酒造年度 全国新酒鑑評会 金賞受賞

 平成28造年度 全国新酒鑑評会にて弊社の大吟醸酒『極聖』(きわみひじり)が金賞を受賞いたしました。平成22酒造年度から七年連続の金賞受賞です。

 金賞受賞は今回で20度目の受賞です。 全国新酒鑑評会は独立行政法人酒類総合研究所主催で行われ、明治四十四年の第一回開催以来、今回が105回目でした。

 この鑑評会はその年に製造された清酒を全国的な規模で調査・研究することにより、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、清酒の品質向上に寄与することを目的として行われ、現在、全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会です。 今年は4月25日~27日に予審が、5月9日~10日に決審が行われ、出品点数860点の中から437点が入賞酒に、入賞酒の中で特に優秀と認められた242点が金賞に選ばれました。


“平成28酒造年度 全国新酒鑑評会 金賞受賞(2017年5月)” の詳細は »

国富家文書による幕末酒造史

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 幕末に岡山城下町の惣年寄を勤めた豪商塩涌屋国富家の文書約五百点が、岡山市立中央図書館に寄贈されています。この文書は昭和二〇年六月の岡山空襲で被災を免れた数少ない町方史料で、近世城下町の岡山市政を知るには、岡山大学付属図書館の「池田家文庫」と補い合う貴重な資料です。

 国富家は江戸時代後期から海産物問屋として発展、金融業で財をなし、幕末には岡山藩の財政を支える有力商人になりました。1855(安政2)年に国富源次郎が銀札切り下げに起因する取り付け騒ぎを収拾するにあたり、町方惣年寄に任ぜられてから、次代の庄太郎とともに岡山市域の民政を取り仕切りました。

 国富家の文書は城下町の市民から、町奉行への申し立てや請願書と藩からの回答や指示が記録されています。


“国富家文書による幕末酒造史” の詳細は »

「市政提要」にみる酒造之事

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 「市政提要」は、寛文年間(一六六一~一六七二)から万延年間(一八六〇~一八六一)に至る約二百年間の、岡山城下町の商工業や町人の風俗・生活の統制に関する法令、町人から総年寄・町奉行へ差出した諸願書や諸記録を集録したもので、岡山藩の民衆の生業や生活の実態を知るうえでの根本史料です。

 この「市政提要」が編纂されたのは、一八五三(嘉永六)年のころとおもわれますが、この厖大な「市政提要」の編纂を企画したのは、ときの町奉行高桑忠右衛門です。高桑忠右衛門は、町会所に所蔵された文書・記録が雑然と集積され、分類・整理なされていないことを憂え、多くの文書・記録を項目別に分類し、年次を追ってまとめた「市政提要」を編纂することにしたのです。三十六項目に分類された中に「酒造之事」として、一六六七(寛文七)年より一八六四(嘉永七)年までの約二百年の、主に酒造統制についての記録が書かれています。


“「市政提要」にみる酒造之事” の詳細は »

ワイングラスでおいしい日本酒アワード2017 『大吟醸 極聖』 最高金賞受賞

ワイングラスでおいしい日本酒アワード2017の大吟醸酒部門において、『大吟醸 極聖 昔搾り斗瓶どり』が最高金賞を受賞いたしました。

2017年2月24日に審査が行われ、242蔵673点の中から、最高金賞34点、金賞160点が選考されました。部門は3つに分かれており、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード メイン部門」「スパークリングSAKE部門」「大吟醸酒部門」となります。

2017年4月18日にアカデミーヒルズ49階タワーホール(東京都港区六本木)にて、入賞酒お披露目会が行われ、表彰式もあわせて行われました。


“ワイングラスでおいしい日本酒アワード2017 『大吟醸 極聖』 最高金賞受賞” の詳細は »