高貴な実験について(2004年2月号)
宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜
アメリカでは、1920年1月17日、合衆国憲法修正第18条(以下、第18条と略称)とその執行法である「全国禁酒法」(National Prohibition)が効力を発しました。そして、1933年12月5日憲法修正第21条によってこの「禁酒法」が廃止されるまで、約14年間に亘って「高貴な実験」が行われました。
宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜
アメリカでは、1920年1月17日、合衆国憲法修正第18条(以下、第18条と略称)とその執行法である「全国禁酒法」(National Prohibition)が効力を発しました。そして、1933年12月5日憲法修正第21条によってこの「禁酒法」が廃止されるまで、約14年間に亘って「高貴な実験」が行われました。
2004年、新年明けましておめでとうございます。
謹んで皆様に新春のご祝詞を申し上げます。
どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。
宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜
さて、21世紀になりましてもいっこうに日本経済に明るさの見えない今日この頃ですが、私たちの酒類業界におきましても、昨年は大変厳しい一年となりました。特に9月には規制緩和ということで小売酒販免許の自由化が実施され、昨年末より順次許可されており、新規店の参入がだんだんと増えてきています。本年の春までにはほとんど全部の店に免許が下りることになりますから、まさに「大競争時代」を迎えることになると思います。
一方、酒の社会的規制は強化されています。飲酒運転に対する罰則の強化は、酒の消費量に大きなマイナスの影響を与えていると考えられます。これからは、量的拡大を見込む時代ではなく、酒の楽しみ方も大きく変化して行くことが予想されます。
このように私たちの置かれた環境は激変していますが、このような変化の時代においては、「どれだけ多くの量をつくるか」ということよりも「どのようなものをつくるか」という「質の問題」が問われていると考えます。
「何をつくるか」という問いかけに、絶えず新しい解答を用意することことが、企業に求められていると思うのです。すなわち、顧客のニーズにあった、新しい需要を創造することが会社存続のもっとも大切な要件となっているのです。「何をつくるか」ということになれば、「知識」とか「知恵」といった頭脳的働きが一層脚光をあびることになります。
そこで、本年2004年の目標としては、『大いに勉強して「知識」を広め、新しい「知恵」を出し、その実現を図るために、実践、実行していくこと』に決めたいと思います。
ご支援いただいております皆様にも是非ともよいアイデアや提案がございましたら、お教えいただきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。
それでは、はなはだ簡単で申し訳ありませんが、これをもちまして年頭のご挨拶とさせていただきます。
宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜
最近セブン-イレブン会長の鈴木敏文氏の本「商売の創造」を読みました。そのまえがきの冒頭において、鈴木氏は次のように書かれています。
「われわれにとっての最大の競争相手は、同業他社・他店ではありません。世の中の変化、お客様のニーズの変化こそが最大の競争相手なのです。この変化への対応力を失ったとき、いかなる過去の強者、覇者といえども破綻は免れません。」
宮下酒造株式会社 企画研究部
ついに本年度の新酒が完成しました。 11月4日、5日には荒走り吟醸原酒が、7日には無濾過原酒が、12日はにごり原酒が誕生しました。 どのお酒も酵母を厳選し、じっくりと低温発酵、熟成させたため、香り、味ともに上質なものができたと思います(荒走り、無濾過の玉泡の様子(写真)、盛んに発酵しています)。
宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜
長期的な不況の中において、低価格訴求によって販売競争に勝とうという競争戦略が浸透していますが、経営資源の乏しい我々中小企業が、大手企業と同じ土俵で体力競争することはあまり得策とは思われません。
宮下酒造株式会社 企画研究部
この9月29日から平成15年度の酒造りを開始しました。 昨年度から弊社は「社員による酒造り」を本格化させ、今年度で2年目になりますが、準備も小畑清酒製造課長のもと着実に進め、順調なスタートを切ることができました。 メンバーも新しい社員が2名加わり、計8名で気持ちを新たにして酒造りを行っております。
岡山県酒造組合連合会
会長 宮下附一竜
本日10月1日は日本酒の日ですが、日本酒の日のイベントとして「うまさ発見!まるごと岡山の酒2003」を開催させていただきましたところ、岡山県産酒を常日頃より応援していただいている皆様方にかくも大勢お集まりいただき、このように盛大に開会できますことをまずもって心よりお礼申し上げます。
宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜
いよいよ、9月1日より酒販免許の規制緩和が実施されます。 一部緊急調整地域に指定された地域では、2年間新規の免許は下りませんが、指定割合は30%以下のようですから、酒類業界の全体としては大きく規制緩和の時を迎えたといえると思います。 一方、日本の経済は物価の低下が続くデフレ不況から脱出できていません。 まさに、「デフレ下の規制緩和」を迎えた酒類業界の現状をどのように理解していけばよいのでしょうか。
宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜
この夏で、「岡山県産酒の再生戦略」を実行に移して、3年目を迎えることになりました。 この2年間に、当初考えられたいろいろな事業を実施してきましたが、3年目を迎えるにあたり、今までの事業を見直し、「選択と集中」によって今後の主な事業の方向性を決めていくことが大切だと考えるようになりました。
全国地ビール醸造者協議会
会長 宮下附一竜
本日は全国地ビール醸造者協議会(JBA)の第5回通常総会に全国各地よりご出席いただき心よりお礼申し上げます。 JBAも平成11年3月9日に設立され、丸四年を経過し、本総会が第五回目の総会になります。