トピックス

酒税制度のいろいろな論点について(2005年3月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 昨年の12月の自民党税制改正大綱において、「酒税制度について平成18年度改正までに結論を得る」と書かれたことによって、酒税改正論議が早々と議論されています。 そこで、どのような論点が予想されるのか検討してみました。


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いよいよ輸出開始へ(2005年2月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 本年の3月10日に名古屋港から、当社の清酒「登龍」がニューヨークへ輸出されることになりました。 かねてからの念願であったアメリカ進出です。 準備に約一年間かかりましたが、やっとのことで実現できることになりました。 4月にはニューヨークで「登龍」を飲んでいただける予定です。


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新年のご挨拶(2005年1月号)

旧年中は格別のお引き立てに預かり、誠にありがとうございました。
本年も相変わらない、ご愛顧のほどお願い申し上げます。

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 翻って、昨年平成16年を振り返ってみれば、台風が頻繁に襲来し、大きな地震も発生するなど災害の多い年でした。被害に遭われた皆様方に心よりお見舞い申し上げます。


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新酒の誕生とこれからの挑戦(2004年12月)

宮下酒造株式会社 企画研究部

 平成16年度の清酒製造を開始し、にごり酒、無濾過原酒、荒走り原酒など次々と新酒が誕生しています。 今年の米は夏場までは順調に成長したものの、度重なって上陸した台風の被害によって、昨年よりもできが悪いとのことでした。 昨年も長雨と冷夏のせいで米の熟成が不十分でしたが、今年も同じような傾向にあるようです。ですから、熟成が不十分ですので、十分に米を水に浸ける(浸漬する)ことによって、米の旨みを引き出すように気をつけて酒造りを行っております。 そうしてできあがった新酒はふくよかで味のりがよく、新鮮で芳醇な香りのする酒ができたと思います。


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清酒の「制度改革」について(2004年11月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

今なぜ清酒の「制度改革」が必要なのか

  1. 環境変化に対応できない業界と行政
    1. 業界は、免許制度の上に経営が行われているため、行政及び業界団体に対する依存意識が強く、危機意識に乏しく、改革への意識が低い
    2. 行政は、時代の変化の後追いになっており、酒税制度の矛盾に適切に対応できていない
  2. 今日の清酒業界の苦境を打開するためには、業界一致の共通認識として「顧客中心思考」の確立が必要である。
    1. 顧客ニーズの変化
      1. 顧客はどのように変化しているのか
    2. 顧客中心思考の必要性
      1. 顧客にとって最も重要なのは何か(顧客価値の追求)
      2. 製品中心の市場シェアから顧客中心と利益中心思考へ
    3. 顧客中心思考による業界の再構築
      1. 明日の顧客の優先事項は何か
      2. 将来を定義するということは、明日の顧客の優先事項を予測することである
  3. 酒税制度の問題点
    「顧客中心思考」の立場から酒税制度の問題点を全面的に見直すことが必要である

    1. 酒税制度全般の見直し
      1. 酒類の分類・定義の簡素化
      2. 酒類間の税率の簡素化
    2. 日本酒の再定義
      1. 日本酒とはどのような酒かという原則の確立
    3. 分かりにくい清酒の内容表示
      1. 顧客の信頼を高めるために、「顧客中心思考」に立って表示を見直す
  4. 消費税の引き上げと酒税
    1. 2007年度頃から消費税が引き上げられるとすると、酒税の減税を含め酒税制度の全面的見直しが行われる可能性が高い
    2. 租特法87条の期限は平成20年3月までであるが、全面見直しに含まれる可能性がある
    3. 2015年までに消費税が15%まで引き上げられるとすると、酒税制度そのものの必要性が議論される
    4. 従って、消費税の引き上げまでに、酒税制度についての業界としての対案をまとめることが必要である

イベント参加(フラワーフェスティバルおかやま2004・米まつり岡山2004・地産地消おかやま2004)(2004年10月)

宮下酒造株式会社 企画研究部

 県産農林水産部や加工品を一堂に集めてPRする「フラワーフェスティバル・おかやま2004」「米まつり岡山2004」「地産地消おかやま2004」(県などが主催)が10月16、17日、岡山市大内田のコンベックス岡山で開催されました。


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うまさ発見!まるごと岡山の酒2004(2004年10月)

宮下酒造株式会社 企画研究部

 岡山県産酒をPRするイベント「うまさ発見!まるごと岡山の酒2004」(県酒造組合連合会主催)が日本酒の日(※)に合わせて一日、岡山市で開かれ、試飲会や講演などが行われました。 酒造関係者や地酒愛好家ら約300人が参加しました。試飲会では、日本酒や焼酎、リキュールなど29の酒造会社が地酒約120点を出品いたしました。 「清酒大学」と銘打った講演もあり、吉備国際大学の矢吹邦彦教授が「なぜ今 山田方谷なのか」をテーマに、江戸中期、備中松山藩の財政を7年で立て直した方谷の功績について語りました。


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「日本料理には日本酒を」(2004年10月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 今回は、お酒と料理について考えてみたいと思います。

 まず、各国の料理にはそれぞれ合うお酒があると思います。例えば、フランス料理にはワイン、中国料理に紹興酒、日本料理には日本酒がよく合うと思います。それは長い年月かけて料理に合う酒が出来上がっていった結果だと考えられます。ところが、今日、各国の国民酒と呼ばれてきたものが大変苦戦しています。


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「大和魂」と「酒造家魂」(2004年9月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 安政六年(1859年)十月二十六日、処刑の前日吉田松陰が江戸伝馬町の牢内で書き上げた遺書である「留魂録」(りゅうこんろく)の冒頭には、「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」という和歌が書かれています。


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「プロフィット・ゾーン」の発見(2004年8月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 前回は「量から質への転換」というテーマでの講演メモを掲載させていただきました。 量から質への変換の意味するところは、量(売上高や市場シェア)の追求から質(利益や顧客)を中心に置いたマーケッテング戦略への転換が必要であるというという主旨でした。 そのことは、「プロフィット・ゾーン(PROFIT ZONE)」の発見を意味することなので今回は、ビジネス書「プロフィット・ゾーン経営戦略」(エイドリアン・J・スライウォツキー デイビッド・J・モリソン共著 ダイヤモンド社)に書かれていることを紹介しながら考えてみたいと思います。


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