山陽新聞

2007年5月25日金曜日 山陽新聞 夕刊 岡山大生が作ったコメ使用 日本酒第2弾 ネット販売で人気

 岡山大生が作ったコメ使用 日本酒第2弾 ネット販売で人気

 岡山大(岡山市津島中)と宮下酒造(岡山市西川原)は、同大付属農場で収穫したコメを使った日本酒の第二弾として、「純米吟醸 おお岡大」を新たに製造。インターネットなどで販売し、県内外から人気を呼んでいる。

 七百二十ミリリットル入りで、千五百七十五円。同農学部付属山陽圏フィールド科学センターの八浜農場(玉野市八浜町大崎)で収穫した岡山県特産米「アケボノ」六.二トンを使用し、三千本を製造した。

 昨秋、同様に造った本醸造酒が卒業生などの間で話題となり、三千本が半年で完売。今年は二種類計六千本を売り出した。好評のため、来年はさらに生産を増やす計画という。

 同大農学部の神崎浩学部長は「きめ細かな味で、香りも楽しめる。岡山大だけでなく、産学連携で岡山のブランド力アップにも努めたい」と話している。

 宮下酒造ホームページのほか、同大生協や県内の百貨店、スーパーでも販売している。

2007年1月24日水曜日 山陽新聞 カカオエキス加えた地ビール

カカオエキス加えた地ビール

 宮下酒造(岡山市西川原)は、バレンタインデーを前に、カカオエキスを加えた地ビール「チョコレート独歩」を発売した。

 昨年の商品よりカカオエキスの香りを引き立たせる麦芽を使った。アルコール度は5%。330ミリリットル瓶入りで357円。1万本限定で、同社ホームページや岡山県内の酒販店などで扱っている。

2006年7月28日金曜日 山陽新聞 岡山大の日本酒誕生 宮下酒造と産学連携 付属農場産コメで造る

岡山大の日本酒誕生 宮下酒造と産学連携 付属農場産コメで造る

 岡山大と宮下酒造(岡山市西川原)は二十七日、同大付属農場で収穫したコメで造った日本酒の新製品を同日発売した、と発表した。”大学産”のコメを使った酒は全国的にも珍しく、法人化で大学の知名度アップが求められる中、産学連携で大学のPRに努める。

 商品名は「本醸造 おお岡大」で、七百二十ミリリットル入り瓶が千五十円。同大農学部付属山陽圏フィールド科学センターの八浜農場(玉野市八浜町大崎)で収穫したアケボノ約四十トンのうち五トンを使用し、宮下酒造が三千本を製造した。主に岡山県内のデパートや酒屋で販売する。

 宮下附一竜社長は「岡山大のコメは形も整っている上、弾力性もある。味もまろやかで、学生はもちろん、卒業生にも飲んでもらいたい」とし、好評なら生産量を増やす計画。

 同大が収穫したコメの新たな販路を探していたところ、アケボノが日本酒の原料米に使われることが多いことから、岡山県酒造組合連合会を通じ、宮下酒造に一部を販売することになった。

 岡田雅夫副学長は「販路が広がるだけでなく、岡山大の取り組みを一般に広く知ってもらえるチャンス。同窓会などでもPRしたい」としている。

2006年4月15日土曜日 山陽新聞 岡山の酒 うまさPR 一番街でイベント始まる

岡山の酒 うまさPR 一番街でイベント始まる

岡山県産酒のPRイベント「うまさ再発見!まるごと岡山の酒2006」(県酒造組合連合会主催)が十四日、岡山市駅元町の岡山一番街イルカの広場で始まった=写真。十六日まで。

県内二十九の酒造会社が日本酒やリキュールなど約七十銘柄を出展。全銘柄の無料試飲サービスもあり、訪れた地酒ファンらが飲み比べして品定め。同市南方、主婦高橋美子さん(六十)は県外に住んでいる地酒好きの友人に送る」と日本酒二本を購入していた。

この日は県清酒品評会の表彰式も行われた主な入賞企業は次の通り。

[吟醸酒部門] 県知事賞 丸本酒造(浅口市) ▽県産業労働部長賞 ヨイキゲン(総社市) ▽県工業技術センター所長賞 平喜酒造(浅口市) [純米酒部門] 県知事賞 宮下酒造(岡山市) ▽県産業労働部長賞 嘉美心酒造(浅口市) ▽権技術工業センター所長賞 落酒造場(真庭市) ▽県農林水産部長賞 利守酒造(赤磐市) ▽全農岡山県本部長賞 苅田酒造(津山市)

2006年4月14日金曜日 山陽新聞 紫イモ副原料に発泡酒 宮下酒造「独歩」の新商品発売

紫イモ副原料に発泡酒 宮下酒造「独歩」の新商品発売

宮下酒造(岡山市西川原)は、玉野市特産で実まで紫色のサツマイモの一種・紫イモを副原料に使った地ビール風発泡酒を開発、自社ブランド「独歩」の一つとして十三日発売した。苦みのもとになるホップの量を減らし、代わりに粉末状の紫イモを加えて製造。「イモの風味が漂うさわやかな味」(同社)という。熟成させる前にペースト状の紫イモを追加で入れ、上品な紫色を出した。

紫イモを使った菓子などの特産品づくりに取り組む玉野市農林水産振興センター「みどりの館みやま」(同市田井)と共同で開発。商品名は「スウィートポテト独歩」。アルコール度5%。三百三十ミリリットル入りで通常の独歩より三十円ほど高い三百九十円。年三万本の販売を目指す。同センターのほか、岡山県内の酒販店などで販売している。

紫イモは、生活習慣病の予防効果があるとされる色素・アントシアニンを多く含んでおり、玉野市番田地区で三年ほど前から栽培している。

2005年10月26日木曜日 山陽新聞 ピオーネの皮で酒 – ポリフェノールが豊富

ピオーネの皮で酒 - ポリフェノールが豊富

宮下酒造(岡山市西川原)は岡山県特産のブドウ・ピオーネの皮を原料に、動脈硬化などの原因とされる活性酸素を減らす効果があるというポリフェノールを多く含むリキュール「ぴおぅね酎」を製品化し発売した。

県内の食品メーカーが缶詰を生産する際に捨てていた皮を原料とし、アルコールに三~四日漬けた後に蒸留。ポリフェノールを含むエキスとアルコール分に分離させる。再度、エキスとアルコールの配合を調整したうえでピオーネ果汁を加え、飲みやすい口当たりに仕上げたという。

アルコール度七%。三百六十ミリリットル入りで八百四十円。県内の駅の売店、百貨店などで販売している。五千本製造。売れ行きが好調なら増産する。

岡山理科大(同市理大町)を中心とする研究グループと共同開発。ピオーネの皮にはポリフェノールが実の約四倍含まれることから、同大の浜田博喜教授のグループが大学生を対象に皮の抽出液を飲んでもらう実証実験を実施。血管の若返り効果などが確認されたため、宮下酒造が製品化した。

2004年4月6日火曜日 山陽新聞 サワラ料理には”この酒” 「瀬戸の魚島」きょう発売

サワラ料理には"この酒" 「瀬戸の魚島」きょう発売

 岡山商工会議所の「さわら料理を岡山名物に育てる会」(会長・岡崎彬会頭)は五日、サワラ料理に合うという県産の日本酒「瀬戸の魚島」を六日から県内で発売する、と発表した。

 同会メンバーが昨年六月、宮下酒造(岡山市西川原)の日本酒から、サワラの濃厚な味に負けないしっかりした味わいの酒を選んだ。 酒造りに適した県産の酒米「雄町」を60%まで精米した純米吟醸酒で、やや辛口。専用ラベルを付け、百貨店や酒販店で三千本限定販売する。 一本(七二〇ミリリットル)千五百七十五円。

 同会の赤木啓治実行委員長は「大勢の人に飲んでもらい、サワラの消費拡大につなげたい」と話していた。

 「瀬戸の魚島」は、サワラなどが産卵で瀬戸内海へ押し寄せる様子が島のように見えたことを指す「魚島」にちなみ、公募で名付けた。

 その他、瀬戸の魚島に関する記事は、産経新聞、読売新聞、朝日新聞、岡山日日新聞などに掲載されました。