弊社の独歩ビールの楽しい飲み方について(2001年12月)

宮下酒造株式会社 企画研究部

 先月はビールの種類についてお話させていただきましたが、今月は弊社の地ビール「独歩」の楽しい飲み方についてお話させていただきたいと思います。

 まず、弊社の独歩ビールについてですが、ピルスナー、デュンケル、シュバルツ、ボック、ヴァイツェン、ピーチピルス、マスカットピルスの全部で7種類のタイプを取り揃えてございます。

 ピルスナータイプは先月もお話しましたとおり、独歩ビールの中では最も普通のビール(ラガービール)に近いものと思われます。 デュンケルタイプはローストした麦芽を使用したブラウンのビールで、シュバルツタイプはデュンケルよりも濃い黒ビールです。 ボックタイプはアルコール度数が7%と他のタイプ(5%)より高い吟醸ビールになっています。

 ヴァイツェンは小麦麦芽を約60%使用した小麦ビールで色はピルスナーの色を乳白色にしたような感じです。 最後に、ピーチピルスとマスカットピルスですが、これらはピルスナーをベースに岡山の特産品である桃とマスカットの天然果汁をふんだんに使用した発泡酒です。

 以上簡単に独歩ビールの種類についてご説明いたしましたが、ここから今月の本論に入りたいと思います。 まず、日頃の食事と一緒に飲むビールとしておすすめなのはピルスナータイプとデュンケルタイプであると思います。 この2つについてはほとんどどんな料理にでも合うと思われます。

 ピルスナータイプは普通のビールより濃醇で口の中に含むと上品なアロマホップの少し甘い香りが爽やかに広がります。 デュンケルタイプはピルスナータイプではものたりないなと感じたとき飲むと最適です。 ピルスナータイプと違って、苦味が抑えられておりコクがしっかりとあり、後味がほのかに甘く香ばしい弊社の自信作で、ちょっとしたおつまみだけで満足感が得られます。

 シュバルツタイプはイギリスのギネスビールに少し似ていますが、それよりかは少し甘く香ばしい麦芽の香味が残る濃醇な黒ビールです。 まさに通好みのビールといえます。ボックタイプは熟成に時間をかけホップをふんだんに使用した深い味わいの中に苦味とキレをもつまさに吟醸ビールといえます。 これもまたシュバルツタイプと同様に通好みのビールといえます。 これらのビールはゆっくり時間をかけて味わいながら飲んでいただきたいです。 ゆっくりひとりで飲むのもいいかもしれません(ひとりの時間を大切にしたい方へ)。

 また、ピーチピルスやマスカットピルスはおしゃれにカクテルグラスなどに注ぎ、ミントの葉っぱなど上にのせて飲むといい食前酒、食後酒になります。 マスカットピルスはビールの苦手な女性の方にも人気で、ワインを飲むような感じで粋なものです。 打って変わってピーチピルスはその甘い香味がなんともいえません。

 最後に季節限定のヴァイツェンですが、バナナ様のフルーティーな香りがし、味もその香りのようにやさしいものです。 たまには癒し系のビールが飲みたくなるときがあります。 そんなときにどうぞお試し下さい。

 以上独歩ビールのちょっとした飲み方と香味についてお話させていただきました。 ぜひ独歩ビールをお試しされていない方もされた方も独歩ビールをいろいろなスチュエーションで楽しんでいただければ幸いです。

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