スウィートポテト独歩

2006年4月14日金曜日 山陽新聞 紫イモ副原料に発泡酒 宮下酒造「独歩」の新商品発売

紫イモ副原料に発泡酒 宮下酒造「独歩」の新商品発売

宮下酒造(岡山市西川原)は、玉野市特産で実まで紫色のサツマイモの一種・紫イモを副原料に使った地ビール風発泡酒を開発、自社ブランド「独歩」の一つとして十三日発売した。苦みのもとになるホップの量を減らし、代わりに粉末状の紫イモを加えて製造。「イモの風味が漂うさわやかな味」(同社)という。熟成させる前にペースト状の紫イモを追加で入れ、上品な紫色を出した。

紫イモを使った菓子などの特産品づくりに取り組む玉野市農林水産振興センター「みどりの館みやま」(同市田井)と共同で開発。商品名は「スウィートポテト独歩」。アルコール度5%。三百三十ミリリットル入りで通常の独歩より三十円ほど高い三百九十円。年三万本の販売を目指す。同センターのほか、岡山県内の酒販店などで販売している。

紫イモは、生活習慣病の予防効果があるとされる色素・アントシアニンを多く含んでおり、玉野市番田地区で三年ほど前から栽培している。

2006年4月14日金曜日 朝日新聞 さわやかな酸味 紫いもの発泡酒 宮下酒造が発売

さわやかな酸味 紫いもの発泡酒 宮下酒造が発売

宮下酒造(岡山市西川原)は、県内の酒店などで13日から、玉野市産の紫いも「番田いも」を原料に使った発泡酒「スウィートポテト独歩」=写真=の販売を始めた。「独歩シリーズはこれまでピーチ、マスカットなどが発売されており、今回で10種類目。

主原料の麦芽90%に対し、副原料として紫いもの粉末を10%ほど加えたという。発酵段階で色落ちするため、紫いものソースを添加することで、鮮やかな紫色を実現した。いもが持つまろやかさとさわやかな酸味が特徴だという。価格は1本(330ミリリットル)が390円。今後は都内の百貨店などでも販売し、初年度は3万本の売り上げを目指す。

同市田井2丁目の「みどりの館みやま」で試飲した市内の主婦(64)は「口当たりがすっきりしており、すーっとのどを通る。色もきれいでお客様に出しても喜ばれそうです。」と話した。

2006年4月14日金曜日 毎日新聞 紫芋使い発泡酒 「スウィートポテト独歩」発売

紫芋使い発泡酒 「スウィートポテト独歩」発売

岡山市西川原の宮下酒造(宮下附一竜社長)は、農産物などを直販する有限会社「みどりの館みやも」(玉野市田井)と協力し、玉の特産の紫芋を使った発泡酒「スウィートポテト独歩」を発売した。透明な紫色で、さわやかな紫芋の風味が楽しめる。

宮下酒造は桃やマスカットの果汁を使った発泡酒「フルーティ独歩」を製造、販売している。「道の駅みやま公園」(同)に店舗がある「みどりの館みやま」はパンやソフトクリームなど紫芋の加工製品の開発を進めており、昨年秋ごろ宮下酒造に発泡酒造りを依頼。約半年間の共同研究を経て商品化が実現した。

新発泡酒は、紫いもの粉末を麦芽とともに糖化。色素のアントシアニンはろ過の過程で減るが、2次発酵で粉末を追加して熟成させ、紫色に仕上げることに成功した。ベルギー酵母を使っており、香り高く清涼感があるのが特徴。宮下社長は「紫芋が原料なのは珍しく、将来は全国で販売したい」と話している。

アルコール度数は5%。330ミリリットル入りで1本390円。みどりの館みやまや県内の百貨店などで販売する。問い合わせは宮下酒造(086・272・5594)。