2015年2月7日土曜日 山陽新聞 宮下酒造、酒米「雄町」で生原酒 新鮮な香り、100本限定で発売

2015年2月7日土曜日 山陽新聞 宮下酒造、酒米「雄町」で生原酒 新鮮な香り、100本限定で発売

 宮下酒造(岡山市中区西川原)は6日、酒米「雄町」で仕込んだ特別純米の生原酒を100本限定で発売した。

 生原酒は加熱や加水処理をしていない酒で、新鮮な香りと濃厚な味わいが特長。商品名は「極聖 特別純米 高島雄町」で、岡山市中区高島地区で収穫された雄町米を使った。精米歩合は60%。アルコール度は17~18%。500ミリリットル入り1350円。

 岡山県内の百貨店や、イオンモール岡山(同市北区下石井)内の直営店などで扱う。宮下酒造によると、生原酒は品質管理が難しいため、蔵元での直売が多く、店頭に並ぶのは少ないという。

 宮下晃一専務は「日本酒本来の味を楽しんでほしい。顧客の反応をみながら増産も検討する」と話している。

 雄町米は「山田錦」や「五百万石」といった代表的な酒米のルーツ。江戸時代に、高島地区で見つかり栽培が始まったとされる。

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