トピックス

新年のご挨拶(2017年1月号)

頌 春
平成二十九年丁酉(ひのととり)歳の新春を迎え、謹んで皆さまのご清福を心よりお祈り申し上げます。

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 当社では、昨年10月、酒工房独歩館の建設に着手いたしました。完成は本年6月の予定です。平成十八年に開始した経営革新計画「酒造業の大改造計画」の大きな目標であった独歩館の着工ができましたことは、私の年来の宿志が実現できることであり、今の心境はただただこの事業の成功を祈るばかりです。


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平成28年広島国税局清酒鑑評会 二部門優等賞受賞(2016年11月)

 平成28年の広島国税局清酒鑑評会において、弊社出品酒が「味を主たる特徴とする清酒」部門、「燗酒」部門の二部門で優等賞を受賞いたしました。

 広島国税局清酒鑑評会は、管内清酒の品質評価を行い、併せてその結果に基づき優秀な製造技術を有すると認められる製造者を顕彰することにより、酒造技術の進歩・発展を促すとともに、管内清酒の品質向上を図り、もって酒類業の発達に資することを目的として行われている鑑評会です。


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2016年度全米日本酒歓評会にて『大吟醸 極聖』 準グランプリ受賞

2016年度全米日本酒歓評会の審査結果が発表され、大吟醸A部門にて『大吟醸 極聖』が準グランプリ、『極聖 純米大吟醸 高島雄町』が金賞、純米部門にて『極聖 特別純米 高島雄町』が銀賞を受賞いたしました。

今年度の全米日本酒歓評会には、175の蔵元から408銘柄が出品され、7月19日、20日にホノルルで審査が行われました。独立行政法人・酒類総合研究所の指導のもと、日本とアメリカから合計10人の専門家によって、銘柄を隠したブラインド方式の審査で、1次と2次に分かれ、1回目の審査の結果、およそ上位50%までに入った出品酒が2次審査に進み、2次審査で高い評価を得た出品酒が金賞と認定されます。


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平成28年度 岡山県清酒品評会にて『大吟醸 極聖』岡山県知事賞受賞(2016年10月)

平成28年度 岡山県清酒品評会の結果が発表され、吟醸酒部門で「大吟醸 極聖」が、岡山県知事賞を、純米酒部門で「極聖 特別純米 山田錦」が、岡山県工業技術センター所長賞を受賞いたしました。平成28年度 岡山県清酒品評会の概要は下記のとおりです。


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古稀を迎えて(2016年8月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 今月、満七十歳の古稀を迎えることができました。唐代の詩聖杜甫は、「曲江」という七言律詩の中で「人生七十古来稀なり」と詠んでおり、これから「古稀」という言葉が使われるようになったと聞いています。

 さて、鈴木大拙著の「禅と日本文化」の序において、西田幾多郎氏は、大拙君は「齢古稀に及んで未だその窮する所を知らない。」と述べています。「窮する」とは行きづまって苦しむこと、窮地に立つことだと思います。

 論語の中で弟子の子路が孔子に会い、「君子も亦窮することあるか。」と尋ねると、孔子は、「君子固より窮す、小人窮すればここに濫(みだ)す。」といわれたとあります。君子でもむろん困りきることはある。しかし、小人が困りきるとやけくそになるものだという意味でしょう。(論語第十五衛霊公篇)

 私も古稀を迎えましたが、窮する所を知らないという気持ちでこれからも事業に邁進してまいりたいと決意しています。

 ところで、佐藤一斎は「言志四録(三)」において「老いて学べば、則ち死して朽ちず」と書いていますが、まさに古稀を迎え、だんだんと老いていきますが、「学は一生の大事」をモットーに学び続けることによって、窮することなく我が人生を終わりたいと念願しています。これからも「衝天の志」をもってがんばりますのでよろしくお願いします。

平成27酒造年度 全国新酒鑑評会 金賞受賞(2016年5月)

平成27酒造年度 全国新酒鑑評会 金賞受賞

 平成27酒造年度 全国新酒鑑評会にて弊社の大吟醸酒『極聖』(きわみひじり)が金賞を受賞いたしました。平成22酒造年度から六年連続の金賞受賞です。

 金賞受賞は今回で19度目の受賞です。 全国新酒鑑評会は独立行政法人酒類総合研究所主催で行われ、明治四十四年の第一回開催以来、今回が104回目でした。

 この鑑評会はその年に製造された清酒を全国的な規模で調査・研究することにより、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、 清酒の品質向上に寄与することを目的として行われ、現在、全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会です。 今年は4月20日~22日に予審が、5月10日~11日に決審が行われ、出品点数854点の中から413点が入賞酒に、入賞酒の中で特に優秀と認められた227点が金賞に選ばれました。


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酒造業の文明論的考察(2016年5月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

(1)日本酒業界の危機的状況はいかにしてもたらされたのでしょうか

日本酒市場の縮小は昭和50年頃より今日まで長期に続いていますが、その原因はいろいろ考えられます。例えば、食生活の変化(米消費の減少、外食、中食の増加、伝統や地域性の希薄化)、生活様式の変化(消費者ニーズの変化、商品選択の多様性)、グローバル化の進展(日本人意識の国際化)、人口減少と高齢化(飲酒量の減少)、社会的規制の強化(飲酒運転の厳罰化、健康志向の高まり)等が考えられます。しかし、これらの原因はもっと日本人の深層にある根本的原因によって現れた現象ではないかと考えられないでしょうか。

(2)日本酒文化の衰退の根本的原因はどこにあるのでしょうか

日本文化の一つである日本酒の衰退の根本的原因は、どこにあるのでしょうか。それは、太平洋戦争敗戦によるアメリカ軍とアメリカ文明の怒涛の蔓延によって、これまでの日本文明が否定され、日本人の意識に甚大なダメージを与えた結果ではないかと考えられます。約7年に亘るアメリカ軍による軍事占領と強烈なアメリカ文明の上陸によって、またその結果もたらされた日本の文化、価値観、歴史観、モラルなど日本文明の否定によって、戦後の日本文明の大きな方向性が「アメリカ化」に向かうことになったせいなのではないか。

「アメリカ化」はアメリカ資本主義に見られるように、富の拡大に全てのエネルギーを集中する物質主義を基本的な価値観としており、敗戦によって丸裸になった日本人は、物質的繁栄を第一とし、この「アメリカ化」を安易に受け入れ、これまでの伝統的日本文化と隔絶することに喜びを感じるようになってしまったのではないか。すなわち、飲酒文化においては、日本の酒文化より、ウイスキー、ブランディー、ワイン、ビールなどの西洋の酒を嗜好することに新しい喜びというか、カッコよさを感じるようになったのではないかということです。

確かに「酒」は頭で飲むものであるといわれますが、日本人の中にワイン、ウイスキー、ブランディーなどの西洋の酒のほうが、日本の清酒、焼酎よりも「上等な飲み物」で「カッコいい」という意識が「アメリカ化」の中から生まれ、増えてきたのではないかと思われます。この「上等な酒」というランクづけの意識がお酒の選択の上で大きな役割を果たし、端的な例として、外国旅行の土産にワイン、ウイスキー、ブランディーなどがもてはやされるようになりました。

(3)日本人の精神構造である「文明の変換システム」は作動することができるのでしょうか

過去の日本人の軌跡を振り返ってみると、「縄文から弥生へ」、「仏教と神道と儒教の習合」、「明治維新の和魂洋才」など、大陸の辺境に住む日本人は、日本列島を覆う日本人の文明力という防御網によって、中国や西洋から押し寄せる異文明を一旦受け止め、咀嚼し、外国とは同じではない、独自の日本文明を作ってきたといえるのではないでしょうか。この精神構造こそ、日本人特有の「文明を変換するシステム」だったのではないかと考えます。このシステムによって日本文明はハンチントン教授のいう「孤立する日本文明」と「西欧化しない日本」を築き上げてきたといえるのではないかと思います。

「文明の衝突と21世紀の日本」というハンチントン教授の本には、日本文明の特徴を、「第一に日本文明が日本という国(日本文化)と一致しているがゆえに、日本は孤立した国家であること。第二に最初に近代化に成功した最も重要な非西欧の国家でありながら、西欧化しなかったこと。」と書いています。

しかし、戦後の日本は、アメリカによる直接の占領統治によって、日本人の精神構造である「文明の変換システム」が働く間がなかったのではないかと考えられます。

ここで、戦後の経済を振り返ってみれば、占領経済、高度経済成長、そして、バブル経済と日本人は経済的な豊かさを享受することができました。ところが、

今日の日本の状態を見ると、バブル経済が崩壊し、失われた二十年と呼ばれるようになり、新しい価値観や社会像を見いだすことができずに漂流いるように見えます。かってアメリカの物質文明を最高の価値と考えて模倣してきた日本人にとって、豊かになり、次の新しい時代に相応しい価値観を見出そうとしているにもかかわらず、その方向性は確かではありません。

今こそ、戦後七十年目を迎えた日本人は、日本人の精神構造である「文明の変換システム」をうまく作動させることによって、新しい日本文明を構築する時がきているのではないかと考えます。

(4)「文明の変換システム」を作動させることが、日本文明を救うことになるのでしょうか

今日の行き詰まった日本文明を救うためには、日本人の持つ「文明の変換システム」を意識的に作動させることによって、日本人としての確固たる精神文化を再構築することが求められていると思います。歴史を動かす力は「人間の精神力」であり、その精神力が「時代の生活形態」を作っていくのであると考えられますが、この日本の危機的状況を克服するために、日本人の特徴である「文明の変換システム」をもっと作動させて、新しい時代に適応した日本文明を築きあげなければならないと思います。

(5)日本の酒業界で「文明の変換システム」を作動させるとはどのようなことなのでしょうか

戦後の激しい変化を経験してきた私たちには、日本酒の古きよき時代をもう一度期待して、懐古主義や規制保護に逃げ込むことはできません。古い殻に戻るのではなく、「文明の変換システム」を作動させて、新しい事業機会を見つけ、時代の変化に適応した新しい酒造業界を築いていかなくてはならない時だと思います。

明治維新の時代、攘夷から開国に方針を変え、富国強兵、欧米諸国と対等に亘り合おうとした明治の人びとのチャレンジ精神と着実な努力こそ、平成の今日私たちの見習うべきことではないでしょうか。

さて、日本の酒業界における「文明の変換システム」とは、外国から入ってきた西洋の酒文化を賞賛し、模倣することではなく、日本の酒文化と西洋の酒文化を冷静に比較検討し、優れている点は取り入れ、日本人に合う形に作り直すことです。

「コア・コンピタンス」(他社には提供できないような利益を顧客にもたらすことのできる企業内部にある独自のスキルや技術の集合体のこと)という言葉がありますが、日本の酒造りのコア・コンピタンスを中心において、外国から入ってきた酒文化のよさを取り入れることによって、新しい日本の酒文化を再構築していくことが、「文明の変換システム」といえるのではないかと考えています。

日本人の好む酒とはどのようなものなのか。日本の食文化に相応しい酒とはどのようなタイプの酒であるのか。自由貿易の進展によって、外国の酒の浸透する中において、日本の酒はどういうコンセプトの酒を提供していけばよいのか。

日本の酒の「文明の変換システム」を作動することの本当の意味を明確に認識することが、酒類業の発展の根本的課題であると考えています。

新年のご挨拶(2016年1月号)

頌 春
平成二十八年丙申(ひのえさる)歳の新春を迎え、謹んで皆さまのご清福を心よりお祈り申し上げます。

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 昨年は弊社創業100周年の記念すべき年にあたり、多くの皆さまよりお祝いのお言葉をいただきました。皆さまのご支援によって節目の年を何とか越えることができました。本当に有難うございました。


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平成27年広島国税局清酒鑑評会 二部門優等賞受賞(2015年10月)

 平成27年の広島国税局清酒鑑評会において、弊社出品酒が「香りを主たる特徴とする清酒」部門、「味を主たる特徴とする清酒」部門の二部門で優等賞を受賞いたしました。

 広島国税局清酒鑑評会は、管内清酒の品質評価を行い、併せてその結果に基づき優秀な製造技術を有すると認められる製造者を顕彰することにより、酒造技術の進歩・発展を促すとともに、管内清酒の品質向上を図り、もって酒類業の発達に資することを目的として行われている鑑評会です。


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平成26酒造年度 全国新酒鑑評会 金賞受賞(2015年5月)

平成26酒造年度 全国新酒鑑評会 金賞受賞

 平成26酒造年度 全国新酒鑑評会にて弊社の大吟醸酒『極聖』(きわみひじり)が金賞を受賞いたしました。

 金賞受賞は今回で18度目の受賞です。 全国新酒鑑評会は独立行政法人酒類総合研究所主催で行われ、明治四十四年の第一回開催以来、今回が103回目でした。

 この鑑評会はその年に製造された清酒を全国的な規模で調査・研究することにより、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、 清酒の品質向上に寄与することを目的として行われ、現在、全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会です。 今年は4月21日~23日に予審が、5月12日~13日に決審が行われ、出品点数852点の中から415点が入賞酒に、入賞酒の中で特に優秀と認められた222点が金賞に選ばれました。


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