産経新聞

2008年7月11日月曜日 産経新聞 暮らし文化

暮らし文化

 ウナギ料理に合う黒ビール「独歩うなぎ」 ビールとウナギで夏ばて防止―。岡山市の宮下酒造は甘くコクのある香味で、ウナギ料理に合う瓶入り黒ビール「独歩うなぎ」を新発売。330ミリリットル入り1本357円。

 夏の土用「丑の日」にウナギを食べる習慣は、災難を避けるため丑の方角(北)の守護神、玄武を祀(まつ)ったというのが由来の一説。玄武は黒い神なので”黒いもの”を食べるとよいとされ、丑の日にはウナギなどの黒い食べ物を食べる習慣が定着したという。

 「独歩うなぎ」は黒い食べ物にちなみ、麦芽を甘く香ばしい風味に語化したウナギに合う黒ビールを開発。口の中に広がる甘みと香味がウナギの味を損なわず、アルコール分5%の濃厚な味わいとのどごしが楽しめるという。

 宮下酒造では「日本人の食文化にマッチさせた新しい提案のビール。定着に時間がかかるかもしれないが、8月初旬までの期間限定で約1万本が販売目標」としている。

2005年11月2日火曜日 産経新聞 岡山特産ブドウの皮からリキュール

岡山特産ブドウの皮からリキュール

岡山県特産のブドウ、ピオーネの皮を使ったリキュール「ぴおぅね酎」を、宮下酒造(岡山市)が売り出している。

皮には動脈硬化などの原因とされる活性酸素を減らす成分が含まれており、同酒造は「果実のおいしさと皮の健康への良さを生かせた」と話す。食品メーカーが捨てていた皮を有効利用した。