アケボノ

2007年5月31日木曜日 朝日新聞 夕刊 岡大産のコメで純米吟醸酒発売 「おお岡大」第2弾

岡大産のコメで純米吟醸酒発売 「おお岡大」第2弾

 岡山大学の農場で収穫されたコメ100%の日本酒「おお岡大」の第2弾として、「純米吟醸酒 おお岡大」ができあがり、醸造元の宮下酒造(岡山市西川原)から発売されている。720ミリリットル入り、1575円(税込)。

 昨年初めて仕込まれた本醸造酒と同様、ご飯にも酒米にもなる同大学産のアケボノという品種を使用。精米歩合を本醸造の70%から、さらに米粒の中心だけを残す60%にした。吟醸酒特有の香りが出やすい酵母と味わい豊かな酵母の2種類を使い、10度前後の低温で通常より長い28日間かけて発酵させたという。ラベルは本醸造酒が銀色なのに対し、黒を採用。同大学の学生歌「おお岡大」の歌詞をあしらうスタイルは踏襲した。

 純米吟醸のほか、今年も本醸造(720ミリリットル入り、1050円)を仕込んだ。ともに3千本用意し、同大学生協、大学周辺のコンビニエンスストア、岡山市内の百貨店などで販売中。宮下酒造ホームページ(https://www.msb.co.jp/)での通信販売もある。

2007年5月25日金曜日 山陽新聞 夕刊 岡山大生が作ったコメ使用 日本酒第2弾 ネット販売で人気

 岡山大生が作ったコメ使用 日本酒第2弾 ネット販売で人気

 岡山大(岡山市津島中)と宮下酒造(岡山市西川原)は、同大付属農場で収穫したコメを使った日本酒の第二弾として、「純米吟醸 おお岡大」を新たに製造。インターネットなどで販売し、県内外から人気を呼んでいる。

 七百二十ミリリットル入りで、千五百七十五円。同農学部付属山陽圏フィールド科学センターの八浜農場(玉野市八浜町大崎)で収穫した岡山県特産米「アケボノ」六.二トンを使用し、三千本を製造した。

 昨秋、同様に造った本醸造酒が卒業生などの間で話題となり、三千本が半年で完売。今年は二種類計六千本を売り出した。好評のため、来年はさらに生産を増やす計画という。

 同大農学部の神崎浩学部長は「きめ細かな味で、香りも楽しめる。岡山大だけでなく、産学連携で岡山のブランド力アップにも努めたい」と話している。

 宮下酒造ホームページのほか、同大生協や県内の百貨店、スーパーでも販売している。

2007年5月12日土曜日 読売新聞 コメ良質 初の純米吟醸 岡大ブランド酒 本醸造に加え 各3000本限定

コメ良質 初の純米吟醸 岡大ブランド酒 本醸造に加え 各3000本限定

 岡山大農学部は、同大の学生や院生が研究用に育てたコメを岡山市の醸造会社・宮下酒造に提供し、共同で岡山大ブランドの日本酒「おお岡大」を醸造、販売を始めた。昨年も造った「本醸造」に加え、今年は初めて「純米吟醸」を生産。各3000本を大学周辺や百貨店で限定販売している。

 同学部の学生らは、玉野市などにある同大の水田で、栽培研究用に毎年コメを育て、年間約50トンを収穫。昨年、このうち酒造りに適した品種「アケボノ」5トンを同社に提供し、初めて「おお岡大」を造った。「本醸造」をインターネットなどを通じて販売したところ、全国の卒業生らから注文が相次ぎ、好評だったため、今年も生産した。

 今回は「アケボノ」6.2トンを提供。日照時間が長いなど気象条件がよく、前年より良質のコメが収穫できたため、「本醸造」より格上の「純米吟醸」も造った。同社の宮下附一竜(60)は「他産地のアケボノより良質で、純米吟醸でもいける、という手応えがあった。香り高い酵母を使い、納得の出来になったと話す。

 「おお岡大」は、黒いラベルに同じ名前の同大学生歌の歌詞をあしらい、720ミリリットル瓶入り。「本醸造」は1050円、「純米吟醸」は1575円。同大の生協で売るほか、津島キャンパス周辺のスーパーなど5店と天満屋岡山店、岡山高島屋でも販売中。インターネット通販は同社HP(https://www.msb.co.jp/)で。

 神崎浩学部長は「在学生や全国の同窓生に幅広く飲んでもらいたい。大学の知名度向上にもと期待している。